院長ブログ

イボの治療・2012最新版

苫小牧の皮膚科医院 『たかはし皮膚科クリニック』、院長の高橋幸夫です。

皮膚科の臨床医向けの医学雑誌「デルマ(Derma.)」の最新刊(No.193)が送られてきました。

テーマは
「疣贅治療 now」
です。

ウイルス性のイボについての最新の知識をまとめた号になっています。

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※毎月購読している皮膚科の医学雑誌です

 

以前にもこのブログのエントリーで紹介しましたが、イボの治療は大変難しいです。
わたし自身も高校時代はイボになりましたし、皮膚科医になってからも何回かイボになり、自分で自分の指に液体窒素をあてたこともあります。
残念ながら、いまだに画期的な治療法は見つかっていないようですが、液体窒素による通常の治療で治りにくいイボに対する代替療法、つまり「代わりの治療法」がいくつか紹介されていました。

その中のひとつが
「活性型ビタミンD3軟膏を用いた疣贅治療」
です。

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※「活性型ビタミンD3軟膏を用いた疣贅治療」MB Derma.193:47-51大磯直毅

 

尋常性疣贅やコンジローマと呼ばれるイボに対し、オキサロール軟膏というビタミン剤の塗り薬を塗って密封すると、イボが改善した、という報告です。
なぜ「角化症」という病気の治療薬がイボに対して有効なのかの詳しい仕組みは分かっていませんが、安全性は高く、ある程度の効果が期待できるので、今後取り入れられるべき治療だと思います。

大きな問題は、イボに対して健康保険が適応されていないので、保険診療で行うことが難しいことです。
今後、使用が可能になるような枠組みが作られることを期待したいです。

Derma. No193―Monthly Book 疣贅治療

41BOnaya6RL._SL160_飯島正文 塩原哲夫 江川清文

全日本病院出版会 2012-06
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