院長ブログ

モーラステープによるシップカブレ(光線過敏症)

苫小牧の皮膚科医院 『たかはし皮膚科クリニック』、院長の高橋幸夫です。

毎年夏になると、「モーラステープ」という湿布薬による湿疹、カブレの患者さんが来院されます。

モーラステープは湿布薬として評価の高い優れた薬ですが、使用にあたっては注意が必要です。

mohrust20_p_outface_m

 

 

 

 

※こんなパッケージです(以下すべて、久光製薬のウエブサイトより引用)

 

パッケージの裏を見ると、こんな注意書きが書かれています。

mohrus01_02

 

 

※パッケージ裏の注意書き

要約すると、こうなります。
1.日にあたる場所には貼らないこと。
2.もし使う場合は、外出時には厚い布で保護すること。
3.この注意は、湿布をはがした後も、1カ月以上続けること。

スクリの添付文書(処方にあたっての注意書き)にも以下のように書かれています。

mohrus03_02

 

 

 

※添付文書の「重要な基本的注意」より

 

こうしたメーカーの周知努力にも関わらず、毎年大勢の患者さんがモーラステープによる光線過敏症で来院されます。
治療後、色素沈着というシミが数カ月から半年程度持続する方もいます。
いったん治癒しても、薬剤の成分が皮膚からなくなる前に日焼けしてしまい、同じ部分に激しい湿疹が再発する患者さんもいます。

処方を受ける際は、医師や薬剤師の説明をしっかり聞き、注意事項を守って使用するようにしたいものです。
また、患部の遮光が難しい場合は、医師と相談して別の治療薬を処方してもらうのもいいでしょう。
間違っても、家族や知人からもらったモーラステープを使うようなことは、しないようにしましょう。

PAGETOP