院長ブログ

ドクガ皮膚炎、大流行のきざし

(2015.06.03)

院長の高橋幸夫です。

5月下旬からドクガ皮膚炎の患者さんが大勢来院しています。6月に入り、毎日10名を超えています。
例年は6月に入ってから徐々に増えてくるのですが、今年はいつもの年より、「早く」そして「多い」ようです。
うで、くび、顔などに数ミリ大の赤い盛り上がる発疹が多数生じて、つよい痒みを伴います。
なかには数百個の発疹が全身に生じて、あわてて来院される患者さんもいます。

この時期、苫小牧、白老近辺では、ドクガと呼ばれる「蛾」の幼虫が越冬を終えて活動を始めます。
5月から6月のこの時期は、1,2センチの小さな毛虫が草むらなどに集団で生息しています。
幼虫(毛虫)には皮膚炎をおこす小さな毒針が無数に生えていて、すこしの刺激で幼虫の体を離れて毒針が空中を浮遊します。
そうしたドクガの毛虫の毒針が肌に触れることで、「ドクガ皮膚炎」が生じます。

・薄着で屋外の草刈りをした方
・ドクガの駆除作業を行った方
・散歩したあとの飼い犬、飼い猫の世話をした方
・屋外作業をしたあとの服の洗濯をした主婦の方

などが被害にあっています。

ドクガ皮膚炎を避けるために、

・露出の多い服を避ける
・薄い布地の衣服を避ける(毒針は薄い布地を貫通します)
・ドクガの幼虫がいる草むらに近づかない
・屋外を動き回ったペット(犬、猫)の世話をするときは肌についた毒針に注意する
・風の強い日に窓を大きく開けない(そとから毒針を含んだ風が吹き込んできます)

といったことに留意していただきたいと思います。

 

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