よくある質問

よくある質問

アトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎は一生治らないのですか?

アトピー性皮膚炎は慢性の病気ですが、適切な治療によって症状のコントロールを続けていけば、長期的には自然治癒する場合が多いとされています。症状を抑えて快適に日常を過ごすためにも、将来的な治癒を導くためにも、根気よく治療を続けるようにしましょう。

親がアトピー性皮膚炎だと子供にも遺伝しますか?

アトピー性皮膚炎になりやすい体質は遺伝する場合がありますが、アトピー性皮膚炎は環境の因子も関わって発症します。
親がアトピー性皮膚炎だと子供もアトピー性皮膚炎になるとは限りません。

子供がアトピー性皮膚炎にならないように予防する方法はありますか?

アトピー性皮膚炎は体質的な傾向に、環境因子が加わることで発症します。
確実にアトピー性皮膚炎を予防する方法はありませんが、スキンケアに気を付け、規則正しい生活を続けてお肌の健康を保つよう心がけましょう。

いつまでステロイド外用剤を続けなければなりませんか?

ステロイド外用剤はアトピー性皮膚炎の炎症を抑える有効な手段です。ある程度症状が強い場合は、長期間使い続けなければならないこともあります。
アトピー性皮膚炎の症状には波がありますし、長期的には軽くなっていくことが期待されます。皮膚の状態が落ち着いているときはステロイド外用剤を使わず、保湿剤などで対応できるときもあります。

ステロイド外用剤の副作用について教えてください

ステロイド外用剤の副作用の強さは、薬の効果の強さとおおむね相関します。主な副作用は、「ニキビが生じる」「酒さ様皮膚炎(赤ら顔)」「皮膚萎縮」「多毛」「感染症」などです。
詳しくは「ステロイド外用剤を正しく使う」をご参照ください。

ステロイドの飲み薬を使う場合がありますか?

ステロイドの内服薬は皮膚にも効果を発揮しますが、内臓や骨など全身に副作用が生じる恐れがあるので、慢性疾患であるアトピー性皮膚炎で安易に使うべきではありません。こうした考えから、当院ではステロイドの内服薬をアトピー性皮膚炎の治療のためには使うことはほとんどありません。
ステロイドの内服薬が必要なくらいの重症の場合は、より高度な治療が可能であり、入院設備もある地域の基幹病院への紹介を検討します。

免疫抑制剤の飲み薬(ネオーラル)について教えてください

重症のアトピー性皮膚炎の治療薬として、ネオーラルと呼ばれる免疫抑制剤の使用が認められています。腎臓への負担が生じること、血圧が上昇することがあること、感染症になりやすくなること、費用が高額になるなど問題もありますが、高度に重症のアトピー性皮膚炎の患者さまが社会生活を続けるうえで有益な治療薬であることも確かです。
処方には内科などとの高度な連携が必要になるので、適応があると思われる患者さんは基幹病院への紹介を検討します。

漢方薬による治療は行っていますか?

当院では漢方薬によるアトピー性皮膚炎の治療は行っておりません。

食事について気を付けた方がいいことはありますか?

特定の食材を摂取した後にかゆみや発赤が増すようであれば、アレルギーを疑いますのでご相談ください。それ以外は特に制限はありませんが、バランスの良い食生活を心がけるようにしましょう。
また、辛い食事、熱い食事、アルコールは皮膚の血流を増加させ、痒みを増加させることがあるので、ある程度配慮したほうがいいでしょう。

日焼け止めはどのように使うといいでしょうか?

アトピー性皮膚炎の方は肌が敏感なので、紫外線に強く反応する場合もあります。刺激の少ない日焼け止めを用意し、日差しの強いときに外出するときは使用しましょう。日焼け止は、ある程度肌に刺激になりますので、紫外線を浴びる程度と肌の負担のバランスを考えて上手に使うようにしましょう。

眼の周りは塗り薬をどのように使えばいいでしょうか?

目に入っても問題が起こりにくい「眼軟膏」と呼ばれるタイプのステロイド外用剤があります。弱い効果しかなく、当院ではほとんど使いません。通常はマイルドクラスのステロイド外用剤を選択しますが、このクラスには眼軟膏はありません。
眼から1~2cm離れた皮膚に少量の軟膏を乗せて、指でやさしくなじませるように眼の近くまで延ばすことで、眼に入ることなく塗ることが出来ます。

水虫について

水虫の人の靴下などを洗濯するときは、他の人の物と分けた方がいいですか?

洗濯する際に分ける必要はありません。通常どおり洗濯すれば白癬菌は十分除去されるので、衣服を介して伝染することはありません。

水虫の人の後にお風呂に入るときは注意が必要ですか?

お風呂のお湯を介して水虫がうつることはありません。
しかし、洗い場のイスや浴槽のへりに白癬菌が残っていると感染する可能性があります。浴室から出る際、体に残った泡や汚れをシャワーなどでよく洗い流すようにしましょう。また足ふきマットは共有しない方がいいでしょう。

頭に水虫がうつるとどうなりますか?

「しらくも」と呼ばれる、白く粉をふいたような状態になります。重症化するとケルスス禿瘡(とくそう)という赤く腫れ上がり、膿がたまった状態になることがあります。
水虫の方は、頭の発疹にも気を付けましょう。

体の湿疹に市販のステロイドを塗っていたら、湿疹が大きく広がってきました。水虫でしょうか?

ステロイドの副作用によって白癬が拡大することがあります。ステロイドを塗っていて症状が拡大しているのであれば、白癬の可能性があるので、皮膚科を受診した方がいいでしょう。

水虫らしいのですが、まずは市販薬で治療してもいいでしょうか?

虫薬を塗ると、あとで水虫の検査(真菌検査)がやりにくくなります。やむを得ない場合以外は、自分で治療する前に皮膚科を受診した方がいいでしょう。
正確な診断と適切な指導によって、より早く、そして安く治療が完結します。

水虫を放置していたら、足の爪が白く濁ってきました。どのような治療がありますか?

検査で爪水虫と確認された場合は、飲み薬の治療が考えられます。定期的な通院、血液検査、飲み合わせの注意などが必要ですが、半年から1年で爪水虫を改善できます。

ヘルペスについて

ヘルペスが繰り返し出ます。もう治らないのですか?

ヘルペスウイルスは神経細胞に潜伏感染します。残念ながらこれを駆逐する手段はいまのところありません。しかし、適切な治療を行い、予防を心がけていくうちに症状が現れなくなってくることがあります。適切な治療と予防をこころがけましょう。

アトピー性皮膚炎の場合、ヘルペスに感染しやすいというのは本当ですか?

ヘルペスは感染力の強いウイルスです。特に、アトピーや肌荒れ、擦り傷など、皮膚表面が弱っていると感染しやすくなります。
また、アトピー性皮膚炎の方は、カポジ水痘様発疹症という重症型のヘルペスを生じやすいので、ヘルペスの症状を疑ったら早めに皮膚科を受診するようにしてください。

発疹がなければ感染する心配はありませんか?

ヘルペスの症状の初期に、発疹はないものの違和感、ムズムズ感を感じることがあります。この段階でウイルスが皮膚や粘膜から排出されていることがあります。発疹がなくても何らかの自覚症状があるときは感染予防に十分な配慮が必要です。

ヘルペスの治療をしているのですが、何週間も赤みが消えません。

抗ウイルス剤で適切に治療すれば、軽症のヘルペスの場合、通常は一週間程度で沈静化します。しかし、沈静化後も赤みや色素沈着が数週間から数ヶ月持続することがあります。この段階では薬は必要はありませんので、多少の赤みがあっても医師の許可があれば治療を終了して構いません。

陰部にヘルペスが頻繁に現れてつらいです。予防する方法はありませんか?

陰部(性器)や臀部に重症のヘルペスが頻繁に生じる場合、再発抑制のために抗ウイルス薬を長期に服用し続ける治療が認められています。バルトレックス錠を毎日1錠服用しつづけることで、ヘルペスの再発をかなり抑制できます。(口唇ヘルペスには残念ながら認められていません)

乾癬について

乾癬は人にうつりますか?

うつることはありません。プール、温泉の利用も問題はありません。

子供に遺伝しますか?

乾癬は遺伝病ではありません。
ただし、乾癬になりやすい体質は遺伝することがあります。親が乾癬の場合、通常より乾癬の発病率は高くなる傾向があります。

いつごろ治りますか?

個人差があるので一概には言えませんが、長期的に治療を続けていくと症状が徐々に軽くなり、ほとんど症状がない状態になることもあります。自然治癒することもあります。
根気よくスキンケア、体調管理、治療を続けていくことが重要です。

かゆくて困るのですが、どうしたらいいでしょうか?

乾癬でもかゆみの強い患者さんがいらっしゃいます。塗り薬などの治療で乾癬の発疹そのものを抑えつつ、かゆみ止めの飲み薬を服用するといいでしょう。かゆくて掻き壊してしまうと、乾癬と湿疹が入り混じった状態になり、さらにかゆみが増してしまうおそれがあります。

原因を調べる検査はありますか?

乾癬の発症メカニズム自体が十分に解明されていませんので、原因を調べる検査も見つかっていません。治療により症状を抑えることを第一に考えることをお勧めします。

豊富温泉は有効ですか?

有効のようです。詳細なメカニズムは分かっていないようですが、わたし自身が関わった多くの患者さんの実例からも一定の効果があると考えています。苫小牧からは遠方ですが、数日かけて湯治に行かれる方もいらっしゃいます。

蕁麻疹について

蕁麻疹治療のQ&Aをまとめてみました。

ステロイドの塗り薬は蕁麻疹に有効ですか?

蕁麻疹にステロイド外用剤は無効ですので通常は使用しません。ただし、蕁麻疹の発疹を掻くことで湿疹が生じている場合は、湿疹の治療のためにステロイド外用剤を処方することがあります。

かゆみ止めの塗り薬はありますか?

レスタミン、オイラックスなどが痒みに若干の効果があります。蕁麻疹そのものを抑制する作用はありませんが、痒みが強い場合や何らかの事情で内服薬が使用できない場合は処方することがあります。

ステロイドの飲み薬は使いますか?

激しい蕁麻疹で、通常の抗アレルギー剤では症状を抑えるのが難しい場合に使用します。
ただし、副作用のリスクもありますので、必要最小限の量と期間にするよう注意する必要があります。

注射1本で治ると聞いたのですが?

痒みを抑える注射がありますので、症状が重い場合は補助的な治療として血管注射を行います。注射のみで確実に蕁麻疹を抑えるのは困難ですので飲み薬を必ず併用してください。

子供に遺伝しますか?

通常の蕁麻疹は遺伝しません。

コリン性蕁麻疹とはどんなものですか?

チクチクするこまかな発疹が生じる蕁麻疹です。発汗と関係があるとされています。通常の内服薬が効きにくく、生活指導も含めた根気強い治療が必要になります。

薬が蕁麻疹の原因のこともありますか?

消炎鎮痛剤などが蕁麻疹の原因になることがあります。薬の使用歴を確認し、原因の可能性がある場合は使用を控えるように指導します。

すでに数年蕁麻疹が続いています。いまからでも治療できますか?

長期に蕁麻疹が続いている場合、短期間で治癒させるのは困難です。
しかし、悪化原因を避けつつ、長期間根気強く治療することで将来的に症状が消失する可能性はあります。あきらめずに、治療を続けることをお勧めします。

内科の病気と蕁麻疹は関係ありますか?

甲状腺疾患、慢性胃炎、肝臓疾患、膠原病をともなう場合があります。治療によっても症状が沈静化せず、内臓疾患を疑う症状を伴う場合は、内科などとも連携して治療する場合があります。

眼や唇が腫れるのも蕁麻疹ですか?

クインケ浮腫と呼ばれる蕁麻疹と考えられます。24時間以上持続することもあります。放置せず治療を受けましょう。

長期間、抗アレルギー剤を飲んでいても大丈夫でしょうか?

眠気やだるさを除くと、大きな副作用はまれです。長期間服用を続けても通常は問題はありませんが、何らかの体調の変化を感じた場合は相談してください。

妊娠中はどのように対処すればいいでしょうか?

妊娠4カ月までは胎児への影響を考えて極力内服薬は避けるようにします。体調管理に気を配り、かゆみ止めの塗り薬などで症状を和らげます。5カ月以降は、症状に応じて必要最小限の内服治療を検討します。

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