









たかはし皮膚科クリニック
苫小牧市川沿町4丁目8番25号
電話 0144-72-4112 |
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白斑(はくはん)とは皮膚の一部の色が白く抜け落ちる原因不明の皮膚病です。
別名「しろなまず」とも呼ばれます。
皮膚の組織の中で、メラニンと呼ばれる黒い色素を作る能力が低下することによって生じるとされます。
大半の患者さんは皮膚だけに限定した病気ですが、一部の患者さんに甲状腺機能障害など自己免疫障害が見つかることがあります。
※白斑は正式には「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」と呼ばれます。
「尋常性」とは「普通の」という意味で、単に「白斑」と言えば「尋常性白斑」を指します。 |
正式な統計データはなかなか見つかりませんが、日本の白斑患者さんは人口の1〜2%程度と言われます。
全国で100万人を超える方が、白斑に悩んでいらっしゃる計算になります。
20代ころの発症が多いとされますが、各年代に広く患者さんが存在します。
男女差は、ほとんどないようです。 |
白斑は突然体の一部の皮膚の色が白く抜けてきます。発症後徐々にその範囲が広がり、まだら状の白斑が融合しながら大きな塊になっていきます。
症状の違いによって、限局型、分節型、汎発型などに分類されます。
限局型は数個までの発疹が限られた場所に生じます。
分節型は顔面の左右片方など、神経の流れに沿って、皮膚の一部に生じます。
汎発型は左右にまたがり、体の広い範囲に白斑が広がるものです。摩擦などの刺激を受けやすいところに多く見られます。このタイプは免疫の異常を伴うことが多いとされます。 |
いまのところはっきりとは分かっていません。
・自己免疫疾患説
・神経説
・遺伝説
などがあります。 |
白斑によく似た皮膚病がいくつかあります。
老人性白斑
早い場合は20代から体に直径数ミリの白い斑点が生じ、年齢とともに数を増していきます。色素細胞の活力低下によるもので、白斑(尋常性白斑)とは異なる皮膚病です。
脱色素性母斑
先天的に皮膚の一部で色素を作る機能が低下した状態です。生まれたとき、または生後間もなくから症状が見られることが通常の白斑と違うところです。生涯発疹の分布する場所に変化はありません。
外見的には白斑と類似しています。「いつからあったか」「形や場所が変化したか」などを手掛かりに診断します。
サットン母斑
色素性母斑(ホクロ)の周辺の色素が薄くなった状態です。白斑に類似した白いあざの中央に、よく見ると小さなホクロが見られることがあります。
単純性粃糠疹(はたけ)
小児の顔に丸いカサカサした発疹が生じ、色が白く抜けてくる状態です。色の抜け方が不完全で、発疹の外縁も不鮮明です。
本当に白斑なのかどうかをしっかり見極めることが、治療の第一歩になります。
専門の皮膚科医に相談するようにしましょう。
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免疫の異常などが見つからなければ、白斑は皮膚だけに限定した病気です。
生死にかかわるものでも、他人に伝染するものでもありません。
よって、幼稚園や学校での生活、仕事、スポーツなどに制限を加える必要はありません。
しかし、白斑という病気への理解は、世間一般ではまだまだ立ち遅れています。
顔や手など、他人から目につきやすいところに白斑がある場合、知識のない人には「異形」と映るかもしれません。まして無邪気な子供同士の会話のなかで、友達から白斑のことを指摘された小さなお子さんの心痛はいかばかりかと思います。
白斑は、かつて有効な治療法がなく、生死にも直結しないので、医療の世界でも重要視されてこなかったように思います。
しかし、患者さんとその家族にとっては「心が痛む」つらい病気です。
「白斑」=「心の痛みを生じさせる病気」
われわれ医療者はそう認識すべきだと思います。
より効果的な治療法の開発が待たれるのと同時に、社会の「白斑」への理解が進むことを願わずにはいられません。 |
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