赤み・色素沈着・凹凸では、改善の見通しが異なります。

ニキビが治ったあとにも、赤みや茶色い色素沈着、皮膚の凹凸などが残ることがあります。

これらはまとめて「ニキビあと」と呼ばれますが、実際には異なる状態で、改善の見通しや治療方法も違います。

1. ニキビあとにはどんな種類がある?

① 赤みのあるニキビあと

ニキビの炎症がおさまったあとに赤みだけが残ることがあります。「炎症後紅斑」といい、時間とともに徐々に薄くなることが多いものですが、数か月以上かかる場合もあります。

② 茶色い色素沈着

炎症によってメラニン色素が増え、茶色っぽい跡が残ることがあります。「炎症後色素沈着」といい、自然に薄くなることも多いですが、改善までの時間には個人差があります。

紫外線の影響で長引くこともあるため、日焼け対策も大切です。

③ 凹凸のあるニキビあと

炎症によって皮膚の組織が傷つくと、凹みや盛り上がりが残ることがあります。このような変化を「瘢痕(はんこん)」といいます。

皮膚の構造そのものが変化するため、赤みや色素沈着と違って自然には完全に消えにくいものです。

2. 赤みや色素沈着はどうすればよい?

赤みや色素沈着は、時間の経過とともに自然に薄くなることがあります。そのため、必ずしもニキビあと自体に特別な治療が必要なわけではありません。

ただし、新しいニキビを繰り返すと、そのたびに赤みや色素沈着が増えてしまうことがあります。

大切なのは、現在のニキビを適切に治療して、新しいニキビあとを増やさないことです。

当院では、基本的なニキビ治療を続けながら、赤みや色素沈着の経過をみることを重視しています。色素沈着が特に気になる方には、状態に応じて補助的な内服治療などを検討する場合もありますが、効果には個人差があります。

3. 凹凸のあるニキビあとは治せる?

凹凸のあるニキビあとは、通常のニキビ治療薬だけで改善させることが難しい場合があります。

軽度の凹凸は時間とともに目立ちにくくなることもありますが、はっきりした瘢痕は残りやすいものです。

美容皮膚科ではフラクショナルレーザーなどの治療が行われています。凹凸が目立ちにくくなる場合もありますが、効果には個人差があり、複数回の施術が必要になることもあります。

多くは自由診療となり、施術後の赤みや色素沈着などにも注意が必要です。

当院では、凹凸のあるニキビあとに対するフラクショナルレーザーなどの美容施術は行っていません。特に気になる場合は、実施している医療機関へ相談することも選択肢となります。

4. ニキビあとを増やさないことが大切です

ニキビあとができてから治療するよりも、まず新しいニキビあとをできるだけ作らないことが大切です。

特に思春期は、ニキビができやすい状態が長く続くことがあります。その間に炎症を繰り返すと、赤みや色素沈着だけでなく、凹凸のある瘢痕が残る場合もあります。

当院では、アダパレンなどの塗り薬を中心とする保険診療で、ニキビを改善し、新しいニキビの発生を抑えることを重視しています。必要に応じて維持療法も続けます。

ニキビが軽いうちから適切な治療を始め、悪化や再発を防ぐことが大切です。

5. ニキビあとでお悩みの方へ

ニキビあとの赤みや色素沈着は時間とともに改善する可能性があります。一方、凹凸のある瘢痕は残りやすく、治療が難しいことがあります。

当院ではニキビあとの状態を確認しながら、まず保険診療による基本的なニキビ治療を大切にしています。

ニキビあとが気になる方もご相談ください。

当院のニキビ治療について(総合案内)

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